「いじわる」お花からのメッセージ

《プレジールドフルー・お花からのメッセージ》
ブルームーンの日のお花で
印象的なものを許可をいただいてシェアいたします。

お花からのメッセージは
私からのメッセージではないので
毎回
お届けしたあと
受け取る方が驚いてないか、
ピンと来ないとか不満に感じていないかとか、
反応が大変気になっています。

私からのメッセージなら、その人がピンと来やすいメッセージでわかりやすく喜んでいただこうと打算的に思うのですが
お花からのメッセージはそうはいかないんですよね。


今回は変化球なメッセージだったので、正直とても心配していました。


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こちらのお花から受け取ったメッセージは
たったひとこと
「いじわる」
でした。

メッセージの言葉の周りに何か肉付けされることなくひとことだけ。

この方がいじわるな人だとお花は言っているのか
この方がいじわるな人に困っているのか…
全く分からなくて…。

何回聞いてもひとことしか答えてくれないお花たちに困りながらも
集まってきた花を束ね始めました。

集まってきたお花は秋の花、秋の雰囲気でとても大人な美しいお花でした。

しかし、束ねても束ねてもなかなかうまくいかない…。
しっくりこない…。

一旦、お花たちに
「これ以上触ると疲れるよね。お水吸ってね、休憩しよう」
と、お花をバケツに入れて、休憩してもらいましました。

その間に別のお花を束ねたら
共通で使っていたひとつの花材が気になりました。

紫陽花。

紫陽花を土台に使うとクッションにもなるし、ラウンドになりやすいので、遠方へのお花にはよく使うお花です。

「なるほど、紫陽花、使わないでってことね。」

遠くに行くお花は
自分たちの身を守るための花材も
ちゃんと仲間にいれて集まってくるのだけど、
「私たちお花は今回遠くに届けられるけど
紫陽花は使わないで束ねて欲しいの。
あなた(Tata)は紫陽花なくても綺麗に束ねられるよね?」
って、私にも言ってるみたいでした。

じゃあ、紫陽花なしでやってみます…。

紫陽花を使うことをやめたら、あっという間に束ねることができました。
しかも、かっこいいし、綺麗だし。
なるほどと感じました。

辞書で調べると
「意地悪」
と言う言葉には

「わざわざ困らせることをする、言う」

という意味があります。

嫌がる
ではなくて
困らせる。

今回お花から
わざわざ困らせられて、
腕試しというか
私の技術をチェックされたというか。

でも、結果スムーズに束ねたことで私の自信にもなりましたし、気に入ったデザインになりました。

あ、私、紫陽花なくても丸く綺麗にできるんだ。


わざわざ困らせられながら(苦笑)も、結果として自信をもらったことが
このお花からのメッセージそのものなんだと受け取りました。

「いじわる」がキーワード。

「いじわる」は言葉の印象からイヤなイメージがあるけれど
そこに引っ張られることなく
お花からのメッセージを丁寧に聞いてみると
「わざわざ困らせる」ことは
わざわざ嫌がることをしていると嫌われるんだよ
なんていっているわけではありません。

今回のいじわるの意味は「わざわざ困らせる」でした。

困らせられたあとに気づきになり
後々感謝できる

そんなことはみんながみんな簡単に言ったりやったりできることじゃないですよね。

そして
見るからに性根が悪そうな人にはできないことだと思います。

今回束ねたお花もそうでしたが
ピアジェの気高さや美しさと
その周りのお花たちの美しさに通じます。

お花からのメッセージは
お花からのメッセージなので
気になったら
お花に語りかけてみてください。

きっとお返事くれると思います。

今回のメッセージは
通訳する私にもそのメッセージが腑に落ちる体験をするために
お花から「いじわる」されました^ ^

深いなぁ。

お花たちにもらった気づき。
ありがとうしかありません。

毎回そうですが
お花からのメッセージは
受け取り手が受け取れないようなものは届がないように感じています。

今回のような変化球なメッセージは、それをきちんと受け取れる方にしか発せられない気がします。

こんな変化球メッセージは初めてでした。

意図を丁寧に、そして笑って受け取ってくれてありがとう、奥ちゃん
彼女は人気のリモートビューワーです。


できるだけ、お花からのメッセージの意図から逸れないように通訳しています。
解釈はいれず、でも噛み砕いてお伝えしていますが、すぐにはわからないときもあるかと思います。

お花からのメッセージを通訳しながら
私はいつも愛しか感じません。

あなたにも
あなたにも
そちらのあなたにも
お花からの愛が届きますように^ ^

プレジールドフルー・お花からのメッセージは5500円以上のお花で、ご希望の場合にのみ付けています。


定期花の場合は金額問わずご希望の方にはお付けしています。


詳しくはお問い合わせください。
















Tata 【フレンチスタイル花教室】

静岡県西部地区を拠点に店舗を持たず花の仕事をしています(教室・販売・装花)。 お花と触れ合う時間が日常を優しく豊かにすることを伝える、環境に配慮しながら花と自然を楽しむことを伝えています。