憧れのノマドスタイル 1


アトリエを契約したのは2020年4月1日。
不要不急の外出はしないように国が呼びかけていた時。
街がひっそりしていた時。

その後すぐに日本がロックダウンして、ついに先が全く見えなくなってしまって、それでもアトリエを借りた以上は後には引けないと手探りでスタート。
そして今、あの日から丸3年がすぎました。

アトリエがあったからこそ頑張れたし、アトリエという拠点があったからこそ、たくさんのお客様や生徒さんに出会えました。
拠点があるということは、稼働日はいつだって必要としてくださる方をお迎えできるということ。
みなさんに安心してTataを利用していただけるということでした。

そこを手放すのは正直いえば心配はあります。

そして何より、思い入れも強くあります。

世の中ロックダウンして人気のない時期、2階のcatalpa_aカタルパの柴田 あずさちゃんと協力して壁を塗ったり、机や椅子、小物類を買いに行ったりした頃は先が見えない不安の中、2人だったからこそ心強く、なんとかなるかと思えたよね。

人のほとんどいないホームセンターでオープン準備のあれこれを爆買いして、毎日が学園祭の準備みたいで本当に楽しかったです。

ホームセンターで、当時どうにも手に入らなかったマスクが運良く買えたりして、すごくついてる気分になったりもしました。

だから、ひとりになるのは淋しい。

今回、建物の老朽化がきっかけではありますが、この場所を卒業してお互い新しいステージにいくことは、数年後を考えたときそれぞれの人生において楽しみしかないと思っています。

私は、6月からは憧れのノマドスタイルで花仕事をしていこうと思っています。

松山 拓也さんのアウトドアの学校に行って、いろいろなことの考え方が変わりました。

取捨選択、大事って思うようになりました。
迷いはありましたが、それでも拠点を持たない花仕事だとどんな感じなんだろうという好奇心が勝ちました。
店舗を持たない自宅サロンスタイルのフローリストはたくさんいるし、移動販売の花屋さんも世の中にはたくさんいるけれど…。それとは違う感じなんですよね。イメージはもっと自由。

まずはやってみよう!って思うようになりました。

拠点がなくてもできるワークスタイルにしたくて、慌ただしくでしたがプロになりたい生徒さんを育てたり、新しい事業の準備をしたりして来ました。
お客様や生徒さんたちには現状のサービスと変わらないもの、それ以上を提供しながら、自分の欲しいスタイルを手にするための挑戦ステージです
応援してください^ ^

Tata 【フレンチスタイル花教室】

静岡県西部地区を拠点に店舗を持たず花の仕事をしています(教室・販売・装花)。 お花と触れ合う時間が日常を優しく豊かにすることを伝える、環境に配慮しながら花と自然を楽しむことを伝えています。