丁寧にスパイラルやパラレルにする理由
実は、私はながーい間、
プリザーブドフラワーのアレンジメントやアーティフィシャルフラワー中心の花の勉強しかしていなかったので、
スパイラルやパラレルのプーケの束ね方を丁寧にこだわって来ていませんでした…。
まぁ、見えるところが綺麗なら、良しだよね
そんな気持ちでいました…反省。
でも、アイロニーで学び始めたら、生花はそんなわけにはいかないことに気づいたんですよ。
なぜかというと…。
お花をどれだけ大切に思っているのか?が、丁寧なスパイラルやパラレルに表れていることに気付かされたからです。
生花は茎同士が重なってクロスになると、そこに圧がかかります。
圧がかかったらどうなるか?といえば、
ホースを想像したらわかりやすいと思います。
ホースが潰れたら水は通りにくくなります。
先端までお水が届きません。
お花も同じ。
茎に圧がかかれば、お水はお花まで届きにくくなります。
丁寧に組み上げていくと、崩れにくいということもありますが、それはアーティフィシャルでもプリザーブドでも同じこと。
だけど生花は花の保ち具合に関わります。
丁寧に茎を潰さないのはいただいた命への敬意です。
潰れた茎の部分はキズになって、傷みから腐り始めます。
せっかくいただいた命なのだから、やっぱり出来る限り大切にしませんか?
……
なーんてね、スパイラルやパラレルに束ねることについて偉そうに書いてますが、アイロニー 認定校養成コースに通っている間は全然できてなくて。
花首を持って向きを変えようとしたり、スパイラルは途中で反対周りになるし、パラレルはスパイラルになるしで、かなり指導してくださる先生を悩ませたと思います。
でもね、だからこそ、束ねる時にぐちゃぐちゃになってしまう生徒のみなさんの「なんでうまくできないの?」ってこともよくわかります。
茎がクロスになっちゃったり
潰れちゃったりしたときは
お花を配置させた後に、髪をとかすように、茎の流れを後から整えてください。
そう!髪と同じです!
髪の流れが整っていないと絡まるし、切れるし、傷むでしょう?
結ぶ時も、ゴムに髪が絡まると、切れるし抜けるでしょう?
同じです!
丁寧に
花を1本入れたら、茎は髪をとかすように。
やってみてね。
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