花を束ねるときに言われる自然のルールとは?
アイロニースタイルで花を束ねるとき
「自然のルール」
とか
「自然な高低差」
とか
講師たちが言うと思います。
私は最初、ぜんっぜん意味が分からなくてね。
かなり悩みました。
花の高低差?
自然のルール?
なんだそれー!?
誰か教えてー!
ってことで、
例えば、1月の認定校レッスンのパンジーのブーケロンから説明してみたいと思います。
例えば
もしも同じプランターにパンジーミュールとスイートピーとスカビオサとミントと青文字の種を撒いたとしたら?
どんな背の順で成長するかな?
パンジーやミントって地面近くに低く育つ植物だよね。
これは調べなくてもなんとなくわかるかも。
スカビオサはどうかな?
スカビオサの画像をググッてみると分かります。
葉は地面の方にまとまっていて、長くのびることなく、そのかたまりから茎がひょろひょろって長く伸びて花が咲いています。
(画像はお借りしました)
スイートピーは?
スイートピーってマメ科です。知ってた?
ツルで伸びて長いものは3メートルやら9メートルになるものも。
(画像はお借りしました)
青文字は木だからね、背が高いよね。
ってことで…。
背の高い順にならべるとしたら
1青文字
2スイートピー(色が違うけど)
3スカビオサ(写真左)
4ミント(写真右)
5 パンジー
って感じかな。
アイロニーのスタイルは
この自然な背の順ルールをもとにブーケを束ねます。
この自然のルールについては
私にとってはプリザーブドフラワーで主にアレンジを作っていた時には全く無縁でした。
いつでも主役のお花が目立つようにしていましたからね。
それがアイロニーのスタイルではどうでしょう?
下の写真は師匠谷口さんのブーケですが、1番主役のバライブピアジェがスイートピーで見えません。
これは私がジャパンツアーのときに束ねたブーケ。
やっぱりスイートピーに隠れてバラはチラッとしか見えません。
でも不思議と綺麗なんです!
胸に迫ってくる美しさがあるんですよね。
それは自然の美しさを私たちのDNAがキャッチしているようなんです。
すぐにはこの自然のルールはわからないと思いますが、公園、街路樹、街の植え込みなどを意識してみるうちになんとなくそのルールに気がついて来ると思います。
劣等生な私でさえ気付いてきたので、大丈夫!
レッスンではそんな自然のルールについてもお話ししていきたいと思います。
お楽しみに!
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