1月に束ねたバラのブーケロンその後のお手入れ

1月にはバラのブーケロンをいくつか違う花材を使いながら束ねました。
2週間以上経ちますが、まだ元気な花たちを楽しんでいるよとお声をいただいたので、さらに長く楽しめるよう、お手入れをご紹介しますね。


今回は、たくさんローズゼラニウムを使いました。アイロニーのブーケやアレンジには香りの良いものがよく入りますが、ローズゼラニウムの入るお花は特別いい香りです。

以前もご紹介しましたが、ローズゼラニウムは水揚げが最初なかなか大変ですが、水が循環しだすとかなり長く持ちます。
うまくいけば根っこも出てきます。
土に植えると夏にはふさふさに増えるらしいので、他のお花がおわっても、一緒に捨てずに見守ってみてください。

カーネーションは日持ちしますが、切り口はこまめに切り戻ししないとぬるつき腐ります。
そこから花全体にバクテリアが回ってしまうと、ある日突然花首からポロンと折れてしまうので、こまめに切り戻しを。

限界に短くなったら、花首だけ水に浮かべても可愛いですよ。

スカビオサは頭が重くおじぎをしたら、新聞紙などを使い花首をまっすぐになるようきつく巻いて(花束をラッピングするようにコーン状に巻く)、切り戻しして、たっぷりの水に、深めにつけて水を吸わせてみてください。花びらがポロポロ落ちだしたらそろそろサヨナラです。

スイートピーは一列に並んでる花は下から終わっていきます。下の方のお花からシワシワしてきたら摘んで取ってください。

オーニソガラムは下から咲いていったお花が上まで咲いてもしばらく楽しめます。
こまめに切り戻して最後まで楽しんでください。

バラはもう終わった方ばかりでしょうが、最後は花びらをかごに入れてポプリにしたり、お風呂に浮かべて薔薇風呂にしたりした方もいたようです。

ユーカリは最後にはドライフラワーにして楽しむのも良いと思います。

バラのブーケロンはどのブーケにも長くもつ花材と早くに終わる花材が入り混じっているので、束ね直したり、いけ直したりしながら、皆さま楽しんでくださいね。

Tata 【フレンチスタイル花教室】

静岡県西部地区を拠点に店舗を持たず花の仕事をしています(教室・販売・装花)。 お花と触れ合う時間が日常を優しく豊かにすることを伝える、環境に配慮しながら花と自然を楽しむことを伝えています。