オアシスは万能ではない

お花を飾るとき
オアシスに挿してあるとお水が長くもつ気がする人が多いですが
実はそうでもありません。

まず覚えておいてほしいのは
オアシスの表面は、思いのほか乾きやすいです。

オアシスに挿したお花が、表面から3センチほど深く挿さってないと、カラカラな砂漠に茎がささっていることになります。


するとお花は当然お水を吸い上げられません。

また、オアシスに挿したお花、深く挿しすぎちゃった!と引き戻すと、オアシスと茎の切り口の間に空間ができちゃいます。

茎の切り口が水を含んだオアシスに当たっていてこそ花は水が吸えるのです。

アレンジになっているオアシスに上から水をかけても真ん中に空気の部屋ができやすくなってしまいます。

できるだけオアシスの下から水を染み込ませた方が良いので、アレンジメントを作っているオアシスの角にウォータースポットがあいていればそこに水差しでお水を入れてください。

お花にとって、お水は不可欠なので、茎の切り口がしっかりオアシスに接していること

オアシスにはお水がふくませられていることに過信せず、お水をあげること

これらを意識していると、随分花がもつと思います。

枯れたり萎れたらオアシスから抜いてください。

痛んだお花をさしたままにしていると、見た目も良くないですが、菌が繁殖しますからね。

好きなお花を1日でも長く楽しみましょう^ ^

Tata 【フレンチスタイル花教室】

静岡県西部地区を拠点に店舗を持たず花の仕事をしています(教室・販売・装花)。 お花と触れ合う時間が日常を優しく豊かにすることを伝える、環境に配慮しながら花と自然を楽しむことを伝えています。