マグノリアとモクレン

今年もいよいよ11月になりましたね。
11月というと一気に冬が近づいてきた気がします。


11月というと、街は一気にクリスマスのディスプレイで華やかになります。


11月のアイロニーレッスンでもクリスマスを意識した作品が続きます。

先日ご紹介したタンバルアレンジもリースもマグノリアの葉(裏が茶で表がツヤツヤした緑の葉)が印象的です。
でも、なんだか気になることが…。

「マグノリアってモクレンのことじゃないの?」
「モクレンって秋には茶色くなって落葉する気がするんだけど…。」

わたなべの心の声

なんだか私の中で混乱しだしたので、調べてみました。

マグノリアとモクレン。

園芸好きな方はモクレンをマグノリアと言うことがあります。

インターネットで調べてみると、マグノリアとモクレンは同じものと紹介されているものもあります。
よくわからないー(;o;)

さらに調べてみると
NHKの【みんなの趣味の園芸】のホームページを見てみるとこう紹介されています。

モクレン属の野生種は、日本を含むアジアとアメリカに約90種が分布します。これらのうち、日本原産のコブシやタムシバ、シデコブシ、オオヤマレンゲ、中国産のモクレンやハクモクレン、ヒマラヤ地域のキャンベリー、北米のキモクレンなどを交配させて生まれた園芸品種を「マグノリア」と総称しています。


総称!?

植物には学名というものがあります。
学名とは動植物につける世界共通の名称。
ハクモクレンは学名Magnolia denudata。コブシは学名Magnolia kobus。
これなどにあらわされているように、モクレン科の植物にはマグノリアがついています。

だから、モクレンやコブシもマグノリアと呼ばれているのもなるほどなわけです。

でも、これではリースやタンバルアレンジにマグノリアが使われている理由にはならないし、ますます混乱!

私が気になっているのは秋には茶色く落葉するんでないの?ってことです。

さて。
10月の終わりにアイロニーから届いたレッスンレシピをみると、今回使うマグノリアはハクモクレンやコブシなどではありませんでした。
マグノリア科の泰山木。常緑樹でした。

なるほど。

ツヤツヤした緑の葉が魅力の泰山木。
花が咲くのはハクモクレンなどの春と違い6.7月です。
良い香りがするお花で、香水の原料にもなるそうです。
花言葉は前途洋々・威厳です。

来年に向けての花材にはぴったりですね。

11月のレッスンについてはこちらを。

お申し込みはレッスンの10日前までにお願い致します。











Tata 【フレンチスタイル花教室】

静岡県西部地区を拠点に店舗を持たず花の仕事をしています(教室・販売・装花)。 お花と触れ合う時間が日常を優しく豊かにすることを伝える、環境に配慮しながら花と自然を楽しむことを伝えています。