甘い果実に気をつけて
お花のアレンジメントに実物が入っていると
なんでいつも以上に可愛く感じるんでしょうね。
アイロニー認定校レッスンのデザインに果実はあまり登場しませんが、以前こういうデザインのときもありました。
果実が使われていても、可愛いというより洗練されていておしゃれ。
こういうところが好きで、認定校講師をしています。
アイロニースタイルのベーシックなデザインではない作品です。
今の時期だとクリスマス向けの赤い姫リンゴを使ったアレンジメントやリースがたくさん街の中には出回っていますよね。
赤い実が入ったアレンジメントは、見ているだけで私は童心に返ってワクワクしてしまいます。
可愛くてきゅんきゅんしちゃいます。
しかし、可愛くても気をつけたいのが熟れた果実から出るエチレンガス。
実はお花にとって浦島太郎の煙にも匹敵するガスなんです。
あ、人間には無害!ご安心を。
このエチレンガスというのは、果物を熟すためのホルモンガスで、植物のエイジングを進める役割を持っているらしいのです。
花が受粉して果実を作るとき、果実を熟れさせるときに出すホルモンで、植物側からしたらいわば繁殖するためのホルモンガスです。
熟していないキウイと熟したリンゴを袋に入れたらキウイが熟すっておおくの主婦の方はご存知だと思います。
植物の繁殖に必要なエチレンガスはあれこれ熟させる作用があるため、エチレンガスをたくさん出す野菜や果物はあまり花との相性はよくないと言えるのです。
花にしたらよそ様の繁殖はよそ様でよろしくやってって話なんでしょうね。
果実の入ったアレンジメントや果実の近くに置かれた花は、早くダメになりやすいので、可愛いけれどそのあたりは織り込み済みで楽しんでいただけたら良いと思います。
(花の実も繁殖段階で言えばエチレンガスを出しやすい時期です)
「私、お花枯らしやすいの」
「観葉植物もすぐに枯らしちゃうの」
という方は、すぐに食べられるように果物をお部屋の中に置いていないか(バナナやリンゴからよく出ます)見回してみるといいですね。
あとお香にもエチレンが含まれてついる場合があります。
お香が好きな方も要注意です。
お花を長持ちさせるヒントを時々書いていくので、またお立ち寄りください^ ^
0コメント