クリスマスプレゼント
クリスマスイブにはまだ少し日にちがありますが
金沢にいる86歳の父に
服やパジャマなど実用的なものではありますが、クリスマスプレゼントを持って会いに行ってきました。
母が亡くなって15年。
父は母が亡くなってしばらくは一人暮らしをしていましたが
心臓が悪かったこともあり
一人暮らしを続けるというのは
娘として心配だったので
金沢の高齢者向けの施設で暮らしてもらうことにしました。
静岡で暮らす選択肢もありましたが
住み慣れた気候、言葉、食べ物のある方がいいと言う父の希望を尊重することにして
そのまま離れて暮らすことにしました。
少しずつ
物忘れが多くなり
いろいろなことが曖昧になる日もあるなかで
私が花の仕事をしていることは忘れていない父。
プリザーブドフラワーの資格を取って教室を始めた10年前から
父は私の花の教室がどんな感じなのかわからないだろうけど
それでもずっと
全然わからないだろうけど
なんだか応援してくれていて。
今回は金沢でしめ縄づくりのワークショップをさせてもらったんだけど
金沢での花仕事をできる機会があることを
よくわからないのに喜んでくれて。
もしかしたら私が考えているよりもずっと
こういうことは
親孝行になっているのかな?と感じたのでした。
クリスマスプレゼント。
もう
父から何か目に見える「もの」をプレゼントに貰うなんてことはないかもしれないけれど
父の喜んだ顔は
かつてクリスマスプレゼントにもらって喜ぶ私を嬉しそうに眺めた顔と同じに見えて
あたたかく
うれしく
そしてなんだか老いていく現実も感じ
切なく
寂しく
複雑な気持ちになりました。
あと少しでクリスマス。
皆さまはどのように過ごす予定ですか?
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